英語の音の変化入門:リンキング・リダクション・フラップTを例文で
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英語を聞き取れるようになるために一番効くのが、「音の変化」のパターンを知っておくことです。ネイティブスピーカーは、単語を一つずつ区切って話してはいません。音がつながったり、消えたり、別の音に変わったりします。よく出る形は限られているので、代表的なものを押さえるだけで、聞き取れる量が大きく変わります。
1. つながる(リンキング)
子音で終わる単語のあとに、母音で始まる単語が来ると、音がつながります。
- Come on.
- 「カモン」
- Take it easy.
- 「テイキリーズィー」
- Turn it off.
- 「ターニローフ」
- a lot of
- 「アラロヴ」
2. 消える・弱くなる(リダクション)
同じ音や似た音が続くと、前の音が消えます。また、文の中で大事でない単語は弱く短くなります。
- good day
- d が1回だけになり「グッデイ」
- next time
- t が消えて「ネクスタイム」
- for you
- 「フォユ」のように for が弱くなる
- Give them a call.
- them が「ム」くらいまで弱くなる
3. 変わる(同化・フラップT)
隣の音の影響で、音が別の音に変わります。アメリカ英語では、母音にはさまれた t や d が、日本語の「ラ行」に近い音になります(フラップT)。
- Did you
- 「ディジュ」
- Would you
- 「ウッジュ」
- better
- 「ベラー」
- a little bit
- 「アリルビッ」
4. 縮まる(口語の短縮形)
会話では、決まった組み合わせが大きく縮まって発音されます。字幕では元の形で書かれていることも多いので、音と文字の両方で覚えておきましょう。
- going to
- gonna
- want to
- wanna
- got to
- gotta
- kind of
- kinda
- Let me
- lemme
イギリス英語とアメリカ英語のちがい
音の変化は、話す地域によってもちがいがあります。たとえば、フラップT(water が「ワラー」のように聞こえる現象)は、アメリカ英語やカナダ英語でよく見られ、イギリス英語ではあまり起こりません。イギリス英語では、t をはっきり発音したり、のどを一瞬止めるような音(声門閉鎖音)になったりします。
- water(アメリカ英語)
- 「ワラー」
- water(イギリス英語)
- 「ウォータ」に近い
- bottle(イギリス英語の一部)
- t がのどで止まり「ボッゥル」のように聞こえることがある
どちらが正しいということはありません。よく聞く英語に合わせて慣れていけば大丈夫です。
ミニ練習:どう聞こえる?
次の文が、自然な速さでどう聞こえるかを想像してから、右側を見てみてください。
- I've got to go.
- 「アイヴガラゴウ」(got to → gotta)
- What are you doing?
- 「ワラユドゥーイン」
- Could you help me?
- 「クッジュヘルプミ」
- Not at all.
- 「ナラロー」
- I'm kind of tired.
- 「アイムカインダタイアド」
最初は想像と実際の音がちがって驚くかもしれません。でも、一度「こう聞こえる」と知っておくと、次に聞いたときに気づけるようになります。
よく出る順に覚えよう
- going to / want to / got to(会話で非常によく出る)
- did you / would you / could you(質問でよく出る)
- him / her / them の弱形(文の途中で聞き落としやすい)
- t のフラップ(アメリカ英語でよく出る)
- 子音+母音のリンキング(ほぼすべての文で起こる)
覚え方のコツ
- 全部を一度に覚えようとしない:まずは going to や want to など、よく出るものから。
- 自分で言ってみる:言えるようになった音は、聞いたときにも気づけます。
- 実際の英語の中で確かめる:好きな動画で同じ形が出てきたら、それが一番の練習です。
Typtationのディクテーションでは、聞き落とした単語を記録して、どんな音でつまずきやすいかを分析できます。自分がどの音の変化に弱いかがわかると、練習するポイントが絞れます。
読んだら、1文だけ試してみよう
動画で音の変化を聞き取ってみる