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英語の音の変化入門:リンキング・リダクション・フラップTを例文で

・約8分で読めます

英語を聞き取れるようになるために一番効くのが、「音の変化」のパターンを知っておくことです。ネイティブスピーカーは、単語を一つずつ区切って話してはいません。音がつながったり、消えたり、別の音に変わったりします。よく出る形は限られているので、代表的なものを押さえるだけで、聞き取れる量が大きく変わります。

1. つながる(リンキング)

子音で終わる単語のあとに、母音で始まる単語が来ると、音がつながります。

Come on.
「カモン」
Take it easy.
「テイキリーズィー」
Turn it off.
「ターニローフ」
a lot of
「アラロヴ」

2. 消える・弱くなる(リダクション)

同じ音や似た音が続くと、前の音が消えます。また、文の中で大事でない単語は弱く短くなります。

good day
d が1回だけになり「グッデイ」
next time
t が消えて「ネクスタイム」
for you
「フォユ」のように for が弱くなる
Give them a call.
them が「ム」くらいまで弱くなる

3. 変わる(同化・フラップT)

隣の音の影響で、音が別の音に変わります。アメリカ英語では、母音にはさまれた t や d が、日本語の「ラ行」に近い音になります(フラップT)。

Did you
「ディジュ」
Would you
「ウッジュ」
better
「ベラー」
a little bit
「アリルビッ」

4. 縮まる(口語の短縮形)

会話では、決まった組み合わせが大きく縮まって発音されます。字幕では元の形で書かれていることも多いので、音と文字の両方で覚えておきましょう。

going to
gonna
want to
wanna
got to
gotta
kind of
kinda
Let me
lemme

イギリス英語とアメリカ英語のちがい

音の変化は、話す地域によってもちがいがあります。たとえば、フラップT(water が「ワラー」のように聞こえる現象)は、アメリカ英語やカナダ英語でよく見られ、イギリス英語ではあまり起こりません。イギリス英語では、t をはっきり発音したり、のどを一瞬止めるような音(声門閉鎖音)になったりします。

water(アメリカ英語)
「ワラー」
water(イギリス英語)
「ウォータ」に近い
bottle(イギリス英語の一部)
t がのどで止まり「ボッゥル」のように聞こえることがある

どちらが正しいということはありません。よく聞く英語に合わせて慣れていけば大丈夫です。

ミニ練習:どう聞こえる?

次の文が、自然な速さでどう聞こえるかを想像してから、右側を見てみてください。

I've got to go.
「アイヴガラゴウ」(got to → gotta)
What are you doing?
「ワラユドゥーイン」
Could you help me?
「クッジュヘルプミ」
Not at all.
「ナラロー」
I'm kind of tired.
「アイムカインダタイアド」

最初は想像と実際の音がちがって驚くかもしれません。でも、一度「こう聞こえる」と知っておくと、次に聞いたときに気づけるようになります。

よく出る順に覚えよう

  1. going to / want to / got to(会話で非常によく出る)
  2. did you / would you / could you(質問でよく出る)
  3. him / her / them の弱形(文の途中で聞き落としやすい)
  4. t のフラップ(アメリカ英語でよく出る)
  5. 子音+母音のリンキング(ほぼすべての文で起こる)

覚え方のコツ

  • 全部を一度に覚えようとしない:まずは going to や want to など、よく出るものから。
  • 自分で言ってみる:言えるようになった音は、聞いたときにも気づけます。
  • 実際の英語の中で確かめる:好きな動画で同じ形が出てきたら、それが一番の練習です。

Typtationのディクテーションでは、聞き落とした単語を記録して、どんな音でつまずきやすいかを分析できます。自分がどの音の変化に弱いかがわかると、練習するポイントが絞れます。

読んだら、1文だけ試してみよう

動画で音の変化を聞き取ってみる

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