学習法の根拠
聞いて、打って、思い出す。その練習には理由があります。
Typtationの練習方法は、言語学習や記憶についての研究をもとに組み立てています。ここでは、それぞれの機能がどんな研究と関係しているかを紹介します。
※ここで紹介するのは、学習方法そのものについての研究です。Typtationを使った効果を調べた研究ではありません。
01聞いて、打つ
聞こえた英語を書き取る練習(ディクテーション)
イランの初級の英語学習者を2つのグループに分けた研究では、教科書の聞き取り練習だけのグループと、それに加えて学期中に11回ディクテーションを行ったグループを比べました。聞き取りテストの伸びは、ディクテーションをしたグループのほうが大きく(平均の伸び 13.91点 対 6.00点)、統計的にも意味のある差でした。[1]
初中級の英語学習者を対象にした別の研究でも、ディクテーションなどで「音を単語として聞き取る」練習を授業に取り入れたグループで、聞き取りの成績の伸びが報告されています。[2]
聞き取りの研究では、内容の質問に答える練習だけでなく、音のつながりから単語を一つずつ聞き分ける力(ボトムアップの処理)を鍛えることが大切だと指摘されています。[3]Typtationでは、字幕ごとに聞こえた単語をそのまま打つので、この「聞き分ける」練習を毎回くり返すことになります。
02字幕ごとに止まる・打ち間違いが赤く出る
聞き取れなかった所に「気づく」
第二言語の習得では、自分が聞き取れていない所や、思っていた表現との違いに「気づく」ことが、学びの出発点になると考えられています(気づき仮説)。[4]
Typtationでは、字幕の終わりで動画が止まり、同じ部分をくり返し聞けます。打ち間違えた文字はその場で赤く表示されるので、「どこを聞き違えたか」に自然と気づけます。
03単語帳と毎日の復習
忘れかけたころに、間をあけて復習する
04聞いて思い出してから答える
思い出すこと自体が、記憶を強くする
05好きな動画で練習
教科書の外の、本物の英語にふれる
教科書の英語と、実際の会話や動画の英語には違いがあることや、本物の素材が学習意欲にどう関わるかについては、研究を整理した論文があります。[9]
Typtationでは、好きなYouTube動画や身近な動画を教材にできるので、自分が本当に聞きたい英語で練習を続けられます。
参考文献
- [1]Kiany, G. R., & Shiramiry, E. (2002). The effect of frequent dictation on the listening comprehension ability of elementary EFL learners. TESL Canada Journal, 20(1), 57–63. リンク
- [2]Siegel, J., & Siegel, A. (2015). Getting to the bottom of L2 listening instruction: Making a case for bottom-up activities. Studies in Second Language Learning and Teaching, 5(4), 637–662. リンク
- [3]Field, J. (2008). Listening in the Language Classroom. Cambridge University Press. リンク
- [4]Schmidt, R. W. (1990). The role of consciousness in second language learning. Applied Linguistics, 11(2), 129–158. リンク
- [5]Ebbinghaus, H. (1885). Über das Gedächtnis.(英訳:Memory: A Contribution to Experimental Psychology, 1913) リンク
- [6]Cepeda, N. J., Pashler, H., Vul, E., Wixted, J. T., & Rohrer, D. (2006). Distributed practice in verbal recall tasks: A review and quantitative synthesis. Psychological Bulletin, 132(3), 354–380. リンク
- [7]Roediger, H. L., & Karpicke, J. D. (2006). Test-enhanced learning: Taking memory tests improves long-term retention. Psychological Science, 17(3), 249–255. リンク
- [8]Karpicke, J. D., & Roediger, H. L. (2008). The critical importance of retrieval for learning. Science, 319(5865), 966–968. リンク
- [9]Gilmore, A. (2007). Authentic materials and authenticity in foreign language learning. Language Teaching, 40(2), 97–118. リンク
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