言葉どうしは、一対一でつながっていない
英語にかぎらず、どの言葉にも共通の前提です。
このレッスンで、できるようになること
日本語を1語ずつ訳すのをやめて、「この場面なら英語でこう言う」と考えられるようになります。
たとえば、こんな場面で使えます
電車で降りたいとき、前の人に「すみません」
Excuse me.
人にぶつかってしまったときの「すみません」
Sorry!
試験前の友だちに「頑張って!」
Good luck!
まずやってみよう
説明を読む前に、まず解いてみよう。わからなくて大丈夫。先に考えておくと、説明がずっと頭に残ります。
説明
さっきまちがえたところ、迷ったところに注目しよう。
日本語
英語
道をあけてほしいときの「すみません」は Excuse me. 。でも、同じ「すみません」がいつもこの英語になるわけではありません。
▶ を押して、音でも聞いてみよう
+ くわしく読む(文章での説明)− 閉じる
よくある思い込み
日本語の文には、それに対応する決まった英訳がある。
実際は
どの言語どうしでも、一対一の対応はほとんどありません。言葉は「この場面では、こう言う」の組み合わせです。
これは英語だけの話ではありません。日本語を学ぶ外国の人も、「いただきます」「よろしくお願いします」「お疲れさま」を自分の言葉に訳せずに困ります。どの言葉にも、その場面ならではの言い方があるからです。
学校の英語は「この英文を訳しなさい」「この日本語を英語にしなさい」という練習が中心でした。正解がひとつに決まる練習を続けてきたので、言葉には決まった訳がある、と感じるのは自然なことです。
同じ日本語でも、場面で英語が変わる
- 「すみません」道をあけてほしいExcuse me.
- 「すみません」ぶつかってしまったSorry!
- 「すみません」何かしてもらったThank you.
日本語の「すみません」は、お礼のこともあります。
- 「お疲れさま」仕事終わりのあいさつSee you tomorrow! / Have a good night.
- 「お疲れさま」がんばった人にGood job! / You must be tired.
そのまま置きかえると、不自然になる例
- I'm fine.(「大丈夫です」と断る)I'm good, thanks.
I'm fine は「元気です」に聞こえがちです。
- Please do your best.(「頑張って」)Good luck! / You've got this!
- Please treat me well.(「よろしくお願いします」)Nice to meet you. / Looking forward to working with you.
「よろしく」は場面ごとに、まったく別の英語になります。
絵で瞬間英作文が日本語の文を見せずに絵(場面)から英語を出す練習なのも、動画のディクテーションで本物の場面の英語をまるごと聞くのも、この前提があるからです。
これだけ覚えればOK
単語や文を「訳」で覚えるのではなく、「どんな場面で、どう言うか」をセットで覚える。どの言葉を学ぶときも、これが近道です。
練習
答えと理由がすぐ出ます。まちがえた問題は、もう一度出てきます。
確認テスト
練習では出てこない問題です。75%以上、どの目標も半分以上できたら合格。ロードマップにクリアの印がつきます。
このテストで確かめること
- ✓同じ日本語でも、場面によって英語が変わるとわかる
- ✓訳すのではなく、場面から自然な英語を選べる
大切なこと
知識より、感覚。感覚は、練習でしか育たない
ここで学べるのは、英語の「地図」のような枠組みです。地図を読んでも道は歩けないし、自転車の乗り方を本で読んでも乗れるようにはなりません。
さあ、道を歩こう